最新記事 近年増えている遠距離介護とは

地元に戻らないという選択肢

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地元に戻るデメリット

地元に戻らず遠距離介護で親の面倒を見る際のポイントを見ていきましょう。地元に戻る場合、いくつかのデメリットがあります。例えば、自分の親であっても別居していた時間が長ければ長いほど、お互いの生活スタイルやリズムが違ってきます。考え方の違う人が同じ環境で生活をすると、余計なストレスが発生します。一緒に過ごす時間が多く、その分距離感も近くなり、介護者のストレスは大きくなる一方です。
また、介護のために仕事を辞めなければならない点も、地元に戻るデメリットとして挙げられます。持っている資格や職種で異なる部分ですが、地域によっては仕事が少なく賃金も下がってしまう可能性があります。また、特殊な人間関係が発生するかもしれません。特に田舎は近隣住民の関係性が密なので、慣れていないとストレスを感じます。

地元に戻るデメリット

日頃からコミュニケーションを取る

地元に戻らず遠距離介護をする際は、直接顔を合わせる機会が少ないので、こまめにコミュニケーションを取ってください。親子間でコミュニケーションを取ることで、親は「子どもが気にかけてくれている」という安心感を持って暮らせます。会話の中で今の生活状況や健康状態を汲み取り、適切に対処しましょう。また、介護サービスを利用している場合は、それに対する感想なども聞いてください。不満を持っているようなら、ケアマネジャーに相談して今後の方針を検討し直しましょう。連絡手段は多岐に渡るので、電話やLINE、ビデオ通話など、お互いにとって利用しやすいものを選んでください。

職場に伝えておく

仕事をしている人は、あらかじめ職場に遠距離介護をしていることを伝えておくといいでしょう。事前に分かっていれば、急な対応が必要になった時でもスケジュールを調整しやすくなります。職場から理解を得ることで、今後のキャリアにもいい影響をもたらすでしょう。

見守りサービスを利用する

遠距離介護をする際にぜひ利用していただきたいのが、見守りサービスです。近年は、遠距離で暮らす親を見守ることができるシステムや機器が数多く開発されています。自治体によっては緊急通報システムを貸し出していることもあるので、確認してみましょう。

状況によっては入所型の介護施設を利用する

通所介護や訪問介護などの介護サービスを利用することで、遠距離介護の負担を大幅に減らせます。ただし、状況が悪化した際は、老人ホームなどの施設介護も検討しなければなりません。入所型の介護施設にはいくつかの種類があるので、それぞれの特徴や入所条件を確認した上で、最適なものを選んでください。

そろそろ親の介護が必要かもしれない

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