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増えている理由や介護離職のリスク

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なぜ遠距離介護が増えているのか

遠距離介護が増えている理由の1つとして挙げられるのが、介護をする子どもが働き盛りの年代であり、仕事を辞められない点です。いわゆる介護離職をするにはリスクが大きい状況です。また、家庭を持っている人も多く、同居介護になると自分の家庭との折り合いが難しくなってしまいます。こういった理由から、親の近くで暮らしながら介護をすることに対し、抵抗を覚えます。
また、親の立場としても住み慣れた場所を離れることに抵抗があり、子どもの元にいるよりも自宅で暮らしたいと考えるケースが多いようです。自宅を離れて生活環境が一変することにより、認知症を発症するリスクもあります。こうした双方の都合や考え方により、遠距離介護を選ぶ家庭が増えています。

なぜ遠距離介護が増えているのか

介護離職はリスクが大きい

75歳以上の親を持つ人の4人に1人は介護をしています。近くに親の介護を任せられる人がいないことを理由に、介護離職をする人は年間で10万人以上もいることが分かっています。しかし、介護離職には様々なリスクが伴います。
例えば、家庭を持たない人が親の介護を理由に仕事を辞めた場合、親の年金や資産が主な収入源となります。そうなれば経済的に余裕がなくなり、介護サービスの利用もままならず、負担は増える一方です。自分の趣味などに使えるお金も少なくなり、外部と交流する機会がなくなればストレスも大きくなるでしょう。また、親が亡くなれば年金の受給もストップします。預金に余裕がなければあらためて仕事を探さなければなりません。しかし、ブランクが長くなればなるほど再就職は難しくなり、できたとしても収入が大きく落ちる可能性もあります。

経済的な負担

とある機関によって行われた調査によると、介護離職を経験した後に再就職をした人の平均年収の推移は、男性では557万円から342万円に減少、女性では350万円から175万円に減少していることが分かりました。以前と比べて4~5割も年収が減っています。また、厚生労働省が行った仕事と介護の両立に関する労働者アンケートによると、介護離職をしたことで、4割の人が「経済面で苦労した」と回答しています。
このように、介護離職は経済的な面で非常にリスクが大きいといえます。また、親の介護は精神的にも消耗するため、最悪の場合「介護破産」にもつながります。親が亡くなった後も、自分の人生は続いていきます。長い目で見ても、介護離職はリスクが大きいことを理解しなければなりません。また、そういったリスクを理解しているからこそ、仕事を辞めず遠距離介護を選択する人が増えています。

そろそろ親の介護が必要かもしれない

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