まずは遠距離介護の概要を知る
まずは遠距離介護の概要を知るの記事一覧
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近年増えている遠距離介護とは
親と離れて暮らす子どもが親の自宅に通って介護をすることを、遠距離介護と呼びます。帰省する頻度については各家庭の状況によって異なります。遠距離介護をする人の割合は年々増えているようです。同居して行う在宅介護に比べ、親の日常生活を細かく把握することが難しく、それゆえ様々な悩みがあります。介護者にとっては負担のかかる方法ですが、仕事や家庭の事情などで遠距離介護をせざるを得ないケースも少なくありません。
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増えている理由や介護離職のリスク
遠距離介護をしている人の多くは働き盛りの世代で、介護のために仕事を辞めるのが難しい状況です。介護離職をすると当然ながら収入は途絶え、親の年金や資産を頼ることになります。しかし、親が亡くなれば年金の受給はストップし、再就職が必要になります。ブランクが長くなればなるほど再就職は難しく、収入が大きく減る可能性もあるでしょう。このように、介護離職には大きなリスクが伴うため、遠距離介護を選ぶ人が増えています。
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成功させるためにはどうすればいいか
遠距離介護を成功させるには、親が住んでいる地域の人との関係作りをしておかなければなりません。いざという時に助けてもらえるようにしましょう。また、親が通っている医療機関やお世話になっているかかりつけ医の連絡先を確認しておいてください。その他の必要情報についても、異常があった際に速やかに対処できるように共有しておきましょう。介護にかかる費用について、親を含めて事前に話し合っておく必要もあります。
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体験談から見えてくるもの
20年ほど遠距離介護を続けてきた方の体験談を紹介します。この方の祖母は医療に対する依存意識が高く、少しでも異常があれば精密検査を受けたがったそうですが、その度に担当のケアマネジャーが対応していました。本人の意向に沿う必要があるため、何度も同行してもらったそうですが、過剰な検査は避けるようにして欲しかったというのが本音だそうです。このように、体験談から見えてくる遠距離介護の課題についても確認しましょう。
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