最新記事 近年増えている遠距離介護とは

注意点や費用について

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遠距離介護は費用がかかる

遠距離介護をする際の注意点として挙げられるのが、費用に関する部分です。遠距離介護の場合、同居して行う在宅介護よりも多くの費用が発生します。具体的には、「住宅改修費」「介護サービス費」「通信費」「交通費」が必要になります。
親の介護度が上がった場合、状態が悪化しないように生活環境を改善しなければなりません。その際に行うのが住宅改修です。家の中で転倒し、ケガによってさらに状態が悪化すると、遠距離介護を続けられなくなります。事故を未然に防ぐためにも住宅改修が必須ですが、それには大きな費用がかかります。
また、日常生活を送る上で介護が必要になった場合は、介護サービスを受けることになります。介護保険サービスだと自己負担額1~3割でデイサービスなどを利用できます。また、福祉用具のレンタルや購入なども可能です。自治体でも宅食サービスなどを行っているため、必要な場合は窓口に申請します。このように、全額自己負担ではないにしろ、ある程度の費用が発生します。
離れて暮らす親とコミュニケーションを取るために発生する費用として挙げられるのが、通信費です。電話で連絡を取る場合、毎月の電話代は今までよりも高くなるでしょう。ケアマネジャーをはじめとした関係者への連絡も増えるため、通信費についても事前に考慮しておかなければなりません。
遠距離介護をする際に必ず発生するのが、交通費です。帰省の頻度がこれまでよりも増えるので、その度に発生する交通費は無視できません。距離が遠ければ遠いほど交通費が高くなるので、注意が必要です。

遠距離介護は費用がかかる

すぐには移動できない

注意点は費用だけではありません。親の容態が急変した際、すぐには行くことができない点も考慮しましょう。深夜に連絡があった場合、公共交通機関が動いていないので親の元に向かうのが困難になります。車で移動する場合でも、物理的に距離が離れているので時間がかかります。自分だけではフォローしきれない可能性があるので、親戚や関係者と日頃から密に連絡を取り合っておきましょう。

仕事を休む回数が増える

遠距離介護をする場合、定期的に帰省が必要になるので仕事を休む回数が増えます。病院からの呼び出しなど、急な連絡もあるでしょう。その際に、スムーズに対応できるようにしておかなければなりません。同居して行う在宅介護であれば、遅刻や早退で済むかもしれません。しかし、遠距離介護だと数日休みが必要になることもあります。いざという時のためにも、事前に相談しておくことをおすすめします。

そろそろ親の介護が必要かもしれない

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